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パースの重要性について

お久しぶりです、バンディットの畠山です。気候も良く、過ごしやすい季節になりましたね。
さて、本日は私の設計業務において欠かせない『パース』についてお話が出来ればと思います。『パース』と言う言葉に聞きなれない人もおられると思います。
まずは『パース』とは何か、お話させて頂きます。

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●パースとは

建物の外観や内観を立体的に表現する事です。
立体的に表現することで平面では理解しにくいイメージを分かりやすくすることが出来ます。また、建築図面をあまり見られたことがない人でも「完成予想図」としてイメージしやすいものとなります。
私が主に店舗デザインで用いる「手描きパース」と「CGパース」の2種類について、少し詳しく説明させて頂きます。

 

 

ー手書きパースー

手書きパースとは、文字通り手書きで描き上げていくパースのことを言います。
手書きで作成するためCGパースと比べると、リアリティは表現しにくいですが線や着色などの表現で温かみのある仕上がりになります。
近年、iPadなどのデジタルツールの普及で修正なども手軽にできるようになり活用しやすくなり再注目されております。

 

ーCGパースー

CGパースとは、PCソフトを使用して作成していくパースのことを言います。
手書きのものより、よりリアリティのあるイメージを表現することが出来ます。
また、見える方向を様々な角度に変えることが出来るのも特徴の一つです。
しかしその分多くの情報量を組み込む必要があり作成には時間を要します。

 

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建築図面だけですと、仕上がりをイメージする事は難しいです。
図面を立体的に表現することでお客様に出来上がりをイメージして頂き、お互いの認識の違いを無くしていくことが出来ます。
またお店の使い勝手や高さ関係などを検討をして頂くためにパースの共有を行い、よりお客様のイメージに寄り添ったデザイン提案をさせて頂くことが出来ます。
私はその他にも、コンペにおけるプレゼン資料の作成や私自身がデザインの検討を行う際にも活用しております。

 

私にとって今やパースの作成はデザインを提案していく中で必要なスキルとなっています。
皆さんも、CGや手書きでのパースの作成に対して難しいイメージを持たれるかもしれませんが、少し勉強するだけで簡単に作成できるソフトなども増えてきています。
デザインを勉強されている中でパースに興味がある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。