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こんにちは。代表の伊藤です。
いつも弊社ブログを拝見いただき大変ありがとう御座います。
今年は例年以上に暑い日が続いております、みなさま体調にはくれぐれもお気を付けください
今回は暑くなるこの時期に特に多いエアコンの故障に関するお話です。
さてあなたのお店ではどのようなエアコンを使用していますか?一般家庭と同じようなエアコンを使用しているという場合もあると思いますが、業務用の天井に埋め込まれたタイプのエアコンを使用している場合が多いのではないでしょうか。
一般的なエアコンの場合、家庭でも大掃除などの際にフィルター清掃を行うように業務用のエアコンに関しましても定期的な清掃が必要です。また、一般家庭よりも多くの人が出入りするお店のほうがより清掃の頻度も多くなります。
しかし、業務用のエアコンのフィルター清掃は自分で出来るのでしょうか?実は業務用でも家庭と同じくみなさんで行っていただくことが可能です。というか必ず定期的に清掃を行ってください。それでは清掃の方法や注意点などをお話したいと思います。
- フィルター清掃を行わないとどうなる
- 清掃の頻度と使用道具など
- エアコンの清掃方法
- 清掃するときの注意点・最後に
フィルター清掃を行わないとどうなる
1.カビやにおいの原因となる
フィルター清掃を行わず放置すると、カビが生えたりホコリっぽいにおいがしたりと不調が出てきます。こういった衛生面での問題は、飲食店や客商売のお店では特に悪印象となってしまいます。
2.電気代が高くなる
フィルター清掃を行わず放置すると、効きが悪くなるので電気代が高くなります。
3.故障するリスクが高まる
効きが悪くなるという事はエアコン本体に負荷がかかり、故障する原因になります。
清掃頻度と使用道具など
業務用エアコンのフィルターの清掃は月に1回を目安に行ってください。
基本的な清掃方法は家庭用のエアコンと同じですが、タイプによってフィルターの取り外し方や注意点が違ってくるので取扱説明書を確認いただくか施工業者さんにご確認の上作業を行ってください。
使用する道具は、設置環境にもよりますが以下のものを揃えておけば問題ないかと思います。
・掃除機 ・タオル
・中性洗剤 ・ドライヤー
・やわらかいスポンジ、ブラシ ・脚立
エアコンの清掃方法
それでは具体的なエアコンの清掃方法です。
1.エアコンのタイプを確認する
天井カセット型、天吊り型、ビルトイン型のフィルターは取り外し方が似ています。外側のカバーを取り外し、フィルターを取ります。天井埋込ダクト型は基本的には同じですが本体と離れた場所にフィルターがあるのが特徴です。
いづれも天井での作業になるので脚立等を使用する必要があります、落下に注意して行ってください。
床置き型は天井でフィルターを取り外す必要が無いので、取り外しが容易です。
2.電源を切る
掃除を始める前に、エアコンの電源を切ります。
業務用エアコンの場合の電源は直電源になっていることが多いため、ブレーカーを落とす必要があります。ブレーカーを落としたあとはきちんと切れているかリモコンで操作確認をしてみましょう
3.フィルターを外してほこりを除去
本体のカバーを外して中のフィルターを取り外します。取扱説明書をよく確認の上行ってください。フィルターを外したら、掃除機を使用してほこりを除去します。掃除機はフィルターの両面を行いますが、表面から始めて次に裏面という順にかけるのがコツです。
ほこりはフィルターの表面より入ってくるため、先に裏面から吸ってしまうとほこりが詰まって取りにくくなってしまうからです。
※掃除機でほこりを除去した際こちらできれいになれば4.5の工程は省きます。
4.フィルターを洗浄
掃除機だけで除去しきれていない汚れ(油汚れやタバコのヤニなど)を水洗いにより洗浄していきます。
フィルター自体を傷つけないように柔らかい素材のスポンジやブラシを使ってください、こする際にも優しくよごれを落としていってください。特に汚れが酷い場合は水で薄めた中性洗剤を少量つけて洗ってください、洗剤を使用する場合は最後に水でよくすすいで洗剤成分が残らないように注意してください。
5.フィルターをしっかりと乾燥させる
洗浄後はタオルで水分をふき取り、そのあと風通しの良い場所で陰干ししてください。部品はプラスチック製品も含まれますので直射日光のあたる場所では劣化の恐れがあるため陰干しでおこないましょう。
またこのとき水分が残っているとカビの発生原因になってしまうので、しっかり乾燥させましょう。
6.フィルターを取り付ける
しっかりと乾燥させたら、フィルターを取り外した手順と真逆の手順で元に戻します。
7.エアコンカバーを水拭き
フィルターを元に戻したら本体のカバーをきれいに拭き上げて完成です。
業務用エアコンの設置場所によっては、本体カバーにも汚れが蓄積していきます。長年使用していると変色してきたり悪印象ですのでこちらもしっかりメンテナンスを行いましょう。
清掃する時の注意点・最後に
掃除の際には無理にエアコンを分解しようとしたり、清掃スプレーなどを使って内部まで洗浄することはやめましょう。業務用エアコンは家庭用のものに比べて構造が複雑です。専門知識がないまま無理をすると本体の故障の原因にもつながるため内部のクリーニングは専門業者さんに依頼しましょう。内部の分解清掃の目安は1~2年に一回程度です。
どのような機械でも日ごろの手入れは必要ですし、きちんとしたメンテナンスを行って愛用していただくと電気代の節約にもなり本体の寿命も伸びて長く使用いただけるようになります。
またエアコンの風をきれいに保つことでよりよい環境と気持ちにもなれるので定期的な清掃をぜひ心がけてください。