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Recruit

「好きを仕事に、自分の未来を切り開く」
設計|2018年入社
小さい頃の夢は何でしたか。
夢はプロゴルファーになることでした。小学生の頃に「プロゴルファーになって賞金女王になる」と言っていたのを覚えているんです。 幼い頃からずっとゴルフを習っていたので、意識せずともこの夢を持っていたように思いますね。
ゴルフを辞めた中学2年生からは、障害馬術というものを始めました。 このスポーツを始めたきっかけは、たまたま障害馬術をしている方の写真を見て「なにこれかっこいい」と興味を持ったことでしたね。 何でも本気になる性格であることや「一生懸命になれるものを見つけなさい」という父の教えもあり、真剣にオリンピックを目指していた時期もありました。 今でも時間を見つけてもう一度乗りたいなと思いますよ。

経済的にも大変だったと思うんですけど、そんな姿は一切見せず「何でもやりたいことをやりなさい」と背中を押してくれた両親には本当に感謝しています。
どのような学生生活を過ごしていましたか。
高校を卒業してからはアメリカの大学に進学しました。
ただ大学へ行って、勉強をして、良い企業に就くという定番の流れではなく、何かしらを学んだ上で自分の好きなことを仕事にしたいと思っていたんですよね。 進路を決めるタイミングで将来何がしたいのか考えたとき、模様替えが大好きだったことを思い出したんですよ。小さい頃からベッドを動かしたり秘密基地を作ったり、スケッチブックに図面のようなものを書いたりなんかしていて。 これがきっかけで、インテリアデザインを学べるアメリカの大学に進学することを決めましたね。

向こうでの生活はホームステイでした。 実はこの家族、私が高校生の頃に交換留学制度でお世話になったホストファミリーなんです。 私がアメリカの大学へ進学することになったと伝えたときに「もう一度一緒に暮らそう」と快く迎え入れてくれたんです。 それから大学を卒業するまでお世話になっていました。日本へ帰国してからも私の家に遊びに来てもらったり、必ず毎週末はテレビ電話をしたりするくらい今でも仲良しですよ。第二の家族です。
アメリカでの就職は考えなかったんですか。
もちろん考えました。
でもアメリカってすごい学歴社会で、大学院まで行かないと就職できなかったり、経験を積んだ者しか雇ってくれないような感じでした。 日本のように未経験者を採用してくれるシステムが全く無かったので、見せられるものを何も持っていない私は、無給でインターンシップを行うしか方法が無かったんですよね。 だから日本で一から経験を積もうと帰国することを決意しました。またアメリカへ行きたいなと思ったときに、経験さえ積んでいれば活躍できると思ったので。
入社したきっかけは何ですか。
企業を探す条件としてはとにかく経験を積みたかったので、お給料の良し悪しではなく、若いうちから仕事を任せてもらえやすい中小企業を見ていました。 その中でも会社の雰囲気はとても重視していて、私の性格にフィットするかどうかを第一に考えて企業探しをしていましたね。そうじゃないと長続きしないと思ったので。

できれば地元の神戸で就職したかったので関西を中心に企業探しをしていたんですけど、そのときにバンディットの求人ページを見つけたんですよ。 でも当時は「こんな良い会社があるんだ」くらいで、私が実際にアメリカから応募した企業はバンディットではないところでした。 その企業はホームページがとてもお洒落で面白く、私の求めている雰囲気を持っているように感じたんですよね。

面接に進めることになったのは良いものの、いざ伺ってみると働き方や会社の空気、価値観など、イメージしていたものと相違するところがたくさんあったんです。 あと帰宅してから、母親に「どうだった?」と聞かれたときに何も答えられなかったんですよ。そこでハッとして、結果としては内定を頂けましたがお断りさせていただきました。

また一から企業を探し始めようと思ったときに、ふとバンディットの存在を思い出したんです。やっぱり温かそうなところだよなと。 それだけではなくて、求人ページに書かれていた言葉からはきちんと頑張りを評価してくれるような、背中を押してくれる強さも感じたんです。 当時はもう採用募集をしていなかったんですけど、どうしても気になってしまって気がついたら電話をかけていました。 そしたらすぐに、伊藤さんが面接の機会を設けてくださったんです。面接の雰囲気や伊藤さんの言葉、会社の空気感全てから自分の想いに似通うものを感じて、そのまま入社させていただくことになりました。
入社1年目はどうでしたか。
1年目は毎日が楽しくて仕方なかったですね。仕事から帰ってくる度に母親に「楽しかった」と報告していたほど仕事が心の底から楽しかったです。

でも少し経った頃に、私がフロントとして担当していた案件で施工中に現場でトラブルが起きてしまったことがあったんです。 でもバンディットとしてはお客様との間に立っている立場なので、責任を取らなければならなかったんですよね。 それで私が一人で謝罪へ向かったんですけど、お客様に物凄く怒鳴られてしまって。入社して間もなかったので、仕事内部のこともわかり切っていなかったし、どうしたら良いのかわからずパニックでしたね。 何よりこんなに怒鳴られたことが初めてだったので衝撃的でした。結局伊藤さんや協力業者の方全員で謝りに行ってなんとか収まったんですけど、自分としてはショックが大きかったですね。 「私がもっと違う対応ができていたら」とか「こうしておけば良かった」とか後から思うことがたくさんあって、精神的にきつかったです。

それでこの話をずっと慕っている方に聞いてもらったんですよ。そしたら叱られました。 「3年働いてないのに何を言ってるの?何がわかるの?」と。私としては「そんなに大変な事態になっているんだから貴方を前に立たせなくても良いんじゃない?」みたいな感じで、味方についてくれるような言葉をかけてくれると思っていたんです。なのにその方は「良い社長さんだね」と言ったんです。「伊藤さんのような社長さんはなかなか居ないよ」と。 そのときに初めて、私を前に立たせるとややこしくなるかもしれないとわかっていたのに、あえてそうさせた伊藤さんの想いに気がつきました。

あと当時の私は、とにかく何でも説明書が欲しかったんですよ。だからいつも「◯◯が起きたら△△したら良い」というマニュアルを、事前に教えてくださらないことに納得していませんでした。 でもこの経験を通して、色んなことが起きる世界だからこそ説明書なんて無いんだよなということを実感しましたし、伊藤さんの言動の意味がようやくわかりましたね。
何かあったとき周りの方は助けてくださいますか。
技術面はもちろんですが、先輩方は心のサポートもしてくださります。 特に私がお世話になっている方は、どれだけ忙しくても私のことを優先し、わからないことを教えてくださる優しい方です。 バンディットの皆さんは妬みなく嬉しいことを一緒に分かち合ってくれるような、いつでも自然体で居ることを許してくれるような、本当に家族のような存在ですね。
伊藤さんはどんな方ですか。
信頼できる方というのは大前提ですが、「社長」という感じではないんです。「伊藤さん」なんです。 それがすごい良いんですよね。対等になって私の話を聞いてくれて、話してくれて、同じことを思って笑ってくれるような人です。 あといつも伊藤さんは「失敗しても良いから。何かあったら僕が何とかするから」と言ってくださるんです。 「とりあえず思うようにやってみ」というのが彼の口癖だと思いますよ。私にとって、とても大きな存在です。
一貫して全ての業務に携わっているとお聞きしました。
入社する前から、何でもできるようなってほしいということは聞いていましたが、全部任せられるということに対する不安は本当に大きかったですね。 一応設計として入っているので、図面ばかり書いていたいと思っていましたし、数字が苦手なのもあって私にできるかなと。 ただ、いずれ独立をすることになったときに何でも一人でできるようになっているって最高だなとも思いました。

最初は大変でしたけど、完成するまでの全工程をとても早い時期から知ることができたのは楽しかったですね。 全ての業務に携わっているからこそ、バンディットの仕事のこともわかるようになりましたし、全然わかっていなかったお客様や協力業者の方との関係性も理解することができるようになったんだと思います。 とはいえ、もちろんわからないままのこともたくさんありました。協力業者の方が質問してくださっても、私は知識不足で答えられず、一度伊藤さんに確認してからご返答するみたいな。 私って間に居る意味あるのかなとずっと思っていました。でも結局1年目、2年目ってその繰り返しなんですよね。

やっと3年経った今、協力業者の方に聞かれても「◯◯してください」と自信を持って言えるようになりました。今まで経験してきたたくさんのことは、きちんと自分の中に蓄積していたんですね。 これをきっかけに協力業者の方との信頼関係も変わりましたし、結果として無事プロジェクトを成功させることに繫がりました。 またこの瞬間は、伊藤さんのことを本当の意味で信頼できた瞬間でもありましたね。 たとえここで私が間違った答えをしてしまったとしても、いつも「大丈夫だから」と言ってくださる伊藤さんが絶対に助けてくださるとわかっていたので。怖がらずに突き進めました。
今後の目標はありますか。
海外留学の経験も活かして「どんどん世界に視野を広げていきたい」「パソコン一台で世界中どこででもできる仕事がしたい」というのはずっと思っています。建築も実はそれができるんですよ。とにかく色々な世界を見て、自分のスキルをどんどん磨いていきたいですね。

いつかバンディットの海外支社ができたときには、私に任せようと思っていただけるような、そんな存在になれたらなと思っています。
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