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こんにちは。設計の畠山です。
寒さが次第につのり、吹く風にも物寂しさが感じられる頃となりました。
季節の変わり目の時期は体調も崩しやすくなりますので気を付けてお過ごしください。
さて、今回は私が携わっている設計業務についてお話をしたいと思います。
設計業務というと机に向かっての作業というイメージを持たれる方が多いかと思いますが、実際は机に向かう作業だけではなく、現地を確認したり、役所との協議を行ったりと外に出て行う業務も多々あります。
今回は工事が始まるまでの設計としての業務内容を紹介していきたいと思います。
パソコン作業だけではない、設計のお仕事~工事着工までの業務内容~
・現地調査
・役所との事前協議
・図面作成・デザイン提案
・お打合わせ
現地調査
図面の作成や工事を行う前に下見をすることを現地調査といいます。
物件内の状態、採寸、設備、立地状況、人の流れ、建物の状態等を確認していきますが、これらは図面を作成するのに必要な作業であり、物件として進めても問題ないかを判断する基準となります。
また調査する際に大家さんや不動産屋さんから物件の情報や図面を頂くことがありますが、いざ物件を確認してみたら図面通りの間取りではないことが多くあります。
より正確な図面をお客様に提供できるよう、現場調査は重要な作業となります。
役所との事前協議
役所との事前協議とはお店を出店する為に法律に基づいた基準を守るため、各諸官庁の行政機関にレイアウトの相談と共に色々な協議を行うことを指します。
消防署や建築課だけではなく業種や物件状況によっては保健所や福祉課、屋外広告に係る景観課等にて協議を行います。
図面作成・デザイン提案
図面の作成にあたっては『白図』という、採寸した内容をもとに建物(区画)のかたちを作り、その白図から現地調査・役所との事前協議をもとに様々な検証を行いながらレイアウトやデザインの提案を考えていきます。
また、お客様がイメージしやすいように、図面作成以外にも使用する素材のサンプルを準備したりCGで作ったお店のイメージ画像やコンセプト資料の作成を行っております。
私自身『こんな店舗で働きたい』『こんなお店に行ってみたい』と思われるようなデザインの提案を心がけています。
お打合わせ
作成した図面・資料を持ってお客様とお打合わせを行います。
ここで私自身が注意していることは、お打合わせを出来るだけ現地で行うことです。
何故現地かというと、お客様に図面と実際の現地を見比べて確認していただくことで平面的ではなく立体的な視点から図面やデザインの理解を深めていただき、共有出来るように現地で行っております。
お打合わせは何度もお顔を合わせて話し合うことで、よりお客様の理想的な店舗に近づけるための大切な作業になります。
さいごに
今回は工事が始まるまでの業務内容を説明させて頂きましたが、工事が始まってからも設計業務が終わることはありません。お客様に引き渡す最後まで責任があるので、とてもやりがいを感じる仕事です。
工事が始まってからの設計業務は色々ありますが、それはまた別の機会に。