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仕事を面白くする方法

こんにちは、代表の伊藤です。
4月とはいえ、初夏の陽気が続くこのごろ新しい生活にはもう慣れてきましたでしょうか。
新しい年度を迎え、新入社員の方々の姿をよく見かけるようになりました。

そのような日々の中で最近よく質問されることが
「自分に向いている(好きだと思える)仕事が見つからないのですが、どうしたらいいですか?」
といったことをよく言われますし、耳にします。

明確な答えがあるものではありませんが、今回はそれに対する私の考えや思いを書かせていただこうと思います。

これに対する私の答えは「最初から好きになれる仕事なんてありません」
言葉にすると冷たく聞こえるかもしれませんが、まず大前提として最初から好きなことを仕事に出来るわけがない、という事です。
仕事はお客様が喜んでくれる価値を提供することで、対価としてお金をもらうことでそのためにはお客様がやりたくない労働を代わりにする必要があります。
だとすれば、楽しいことや好きなことが「仕事」として存在しているわけが無いのです。楽しければお客様が自分でするか、もしくはそのことを趣味としてしている人に無償で依頼出来るわけですから。
つまりは、最初から楽しかったり好きな仕事を見つけるのではなく、これから好きになれそうな仕事を見つけ、ハマる工夫と努力が必要なのです。

 

仕事を好きになる方法

物事を好きになる方法として一番有効なのが「没頭すること」です。

心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我があります。好きなテレビドラマに夢中で気が付くと何時間も経っていたり、いつの間にか朝だったり、そういう無我夢中な経験です。没頭しないまま何かを好きになることは基本的にあり得ないし、没頭さえしていればいつの間にか好きになってしまいます。つまり仕事が嫌いだと思っている人は、ただの経験不足なのです。

もちろん、仕事はドラマやゲームのようにそう簡単に没頭出来るものではありません。なので初めから楽しく続けられる仕事なんて用意されていません。ですが時間をかけて誠心誠意取り組み、こなすことでお客様からの信頼や感謝の言葉、仕事の成果などによりだんだん自信につながり楽しみながら「没頭」になっていくものだと思います。

二つ目は、好きな「こと」ではなく好きな「状態」を目指すことです。

仕事を楽しんでいる人は大きく分けて2つのパターンに分けられます。

「こと」に重きを置く人・・・何をするのか、を大事にする。明確な夢や目標がある。
「状態」に重きを置く人・・・どんな人でありたいか、状態でありたいかを重視する。

明確な目標を持っている「こと」型の人は非常に稀な存在です(人口の1%程度)、そして多くの人がこの「こと」型に憧れます。
しかし、「こと」型は特殊で、小さいころから何かに打ち込んできたアスリートなどの人がほとんどで、人生を懸けてでもやり遂げたいことでもない限り、ほとんどの人は「状態」型の志向性なのです。まずはそれに気づきましょう。
「状態」型の人が、心からやりたいことを探し求めても彷徨うことがほとんどで、もしあったとしてもそれが無理やりひねり出したことでは結局長続きしません。だから「状態」型の私たちは、「ある程度やりたいこと」を見つけたらガムシャラに没頭すべきなのです。

「心からやりたいこと」を探して夢を追いかけることが悪いことだとは思いませんが、目の前にある「ある程度やりたいこと」を極めることもすごく素敵なことだと私は思っています。また「ある程度やりたいこと」を極めて成功されている方もたくさんおられます。

 

仕事も好きになり、自分自身も好きになる

言うまでもなく、私たちは人生の多くの時間を仕事に費やします。
その中で私自身が働いてきた中でも「仕事は我慢してするもの」という価値観を共有する人は多く、たくさん仕事をしている人が偉い、多く休みを取る人は頑張っていない、といった価値観だけでなく実際そのような仕事をしている人がほとんどでした。
仕事だけが人生ではありませんが、仕事を楽しめるかどうかで人生の質は大きく変わりますよね
だとすれば、楽しむ努力をすべきではないでしょうか。
「やらされ仕事をやめ、主体的に仕事を作り出す」の意識を持つだけで気持ちが楽になってくると思いますし、「会社が仕事を与えてくれない」「会社から過小評価されている」といったことも自分から主体的に仕事をすることで解決出来ていく悩みです。
よく「やりたい仕事が無い」「やってみたら思っていたのと違う」と言って転職を繰り返す人がいますが、その人たちは満足の出来る会社に出会えていないのではなく、自分がどのような状態に満足できるかを考えられていないだけなのです。

 

仕事を楽しむためにすること

シンプルですが、徹底的に理解すること。
人はよくわからないことについて不安に思い、逃げたくなる生き物です。だったらその不安が無くなるまで理解しきればいいのです。
「これってどういう意味なんだろう」「これって何のために必要なのだろう」私たち建設業においても日々そのような疑問は数多くあります、こういったことに見て見ないふりをするのではなく徹底的に調べ、考えつくし、そうすることにより何を聞かれてもいい、むしろ自分から教えたくなる、教えてあげる、そういう状態を作りましょう。自然と前記の主体的な仕事に変化しましたね。
そこまで行ければ、あなたはその仕事をいつでも楽しく考えている人になっています。
一日なり、二日なり少し時間をとって勉強し、全体像を把握します。そしてそこから細かいところまでを理解するようにするのです、そうすれば仕事は自然とメチャクチャ楽しいものになってきます。

そのようにして楽しむことにより、お客様からも喜ばれ、また幸せな気持ちをいただき、自信になり、より楽しくなる。
私ども企業のValueにも掲げる「Beyond Expectation」の精神へとつながるのです。

 

それでは長くなりましたので続きは次回とさせていただきます。
長文お読みいただき有難う御座いました。